糖尿病とは(1)-糖尿病とは(2)-食事療法(1)-食事療法(2)-運動療法(1)-運動療法(2)-薬物療法(1)-薬物療法(2)-合併症(1)-合併症(2)-低血糖(1)-低血糖(2)-病気の時の対策(1)-病気の時の対策(2)-はかる生活(1)-はかる生活(2)-CGMS-CSII(ポンプ)-嗜好品-外食のカロリー量と単位-妊娠と出産-糖尿病と遺伝-定期受診の必要性
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糖尿病と遺伝

糖尿病の人のこどもは糖尿病になりやすいのでしょうか?

(1)2型糖尿病は多少遺伝することがあります。

 2型糖尿病の場合、糖尿病になりやすい体質はこどもに遺伝することがあります。2型糖尿病とは糖尿病の大部分(95%以上)を占め成人してから健康診断などで偶然発見される糖尿病はこの型と考えてよいでしょう。2型糖尿病というのはひとつの病気ではありません。さまざまな原因で血糖が上昇するのですが、結果として血糖値があがると糖尿病と診断されます。あなたの2型糖尿病が遺伝しやすいかどうかあなたのこどもさんが糖尿病になることがあるのかどうか、今のところはっきりと予測することは難しいのです。親兄弟に糖尿病の人がたくさんいる家系ではこどもさんが大人になってから糖尿病になる可能性はあると考えておいたほうがよいでしょう。
 かりに糖尿病になりやすい体質がこどもに遺伝した場合でもこどもに必ず糖尿病が発症するわけではありません。こどもさんが糖尿病になりやすい生活習慣(過食、運動不足、肥満など)を続けている場合は糖尿病になりやすいと考え、糖尿病になりにくい生活習慣を続けられるように勤めましょう。

(2)1型糖尿病の方のこどもはまず糖尿病になりません。

 突然糖尿病になって早くからインスリン注射が必要な糖尿病を1型糖尿病といいます。こどものうちからインスリン自己注射をすることになる糖尿病は大部分1型糖尿病です。日本では非常に少ない糖尿病の型で糖尿病の方の1%以下と思われます。
 1型糖尿病の方が母親や父親になったとき、そのこどもはまず糖尿病になりません。実際に1型糖尿病の多くの患者さんは家族に糖尿病になった人がいないのに突然糖尿病を発症しています。1型糖尿病ではこどもが糖尿病になる確率はゼロではありませんが極めて少ないと考えてよいでしょう。

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当院糖尿病テキストより(一部改定)

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